<第2回目 木の教室>
■日時 : 2017年8月27日(土) 10:00 ~16:30
■集合 : 篠山チルドレンズミュージアム(兵庫県篠山市)
■講師 : 木工講師 足立伸也先生(ナチュラルバックヤード)
おにぎり講師 篠山チルドレンズミュージアム
■行程 :
10:00 受付開始
10:30 火を起こしてごはんを炊こう
・かまどでふいご体験
・薪割り体験
12:00 お昼ごはん
・わくわくおにぎりづくり
・わくわくおにぎりいただきます
13:00 ベンチをつくろう
・いざ!丸太でベンチ作り
・まとめのお話
16:00 終了
16:30 解散
まず、オリエンテーション。今日の流れを説明します。
いよいよ、かまどでごはんを炊きます。まず篠山チルドレンズミュージアムの館長ケイゾーさんが作ったコシヒカリを洗って釜にいれます。
枯れ枝と枯れ葉から火をおこします。太い木は火が付きにくいのでまずは枯れ枝から。
めらめらの火を起こしてみよう。竹のふいごで空気を送ろう。4人ならばっちりだね!
ご飯が炊けるまで、大山上の森林から持ち帰ったヒノキの丸太を薪割りします。細かったり、虫に食われて傷がある丸太は、乾かして燃料に。芯まで乾きやすくするために、斧で薪を割ります。
ケイゾーさんに教えてもらいます。
この太さは手ごわいぞー。割れるかな?
ご飯が炊きあがり、しっかりむらし上がりました。とってもいい香り。いつものにおいとちがうー!といいコメントいただきました。
さておにぎりをつくるテーブルまでご飯を運びます。担当はこの三名。みんなの胃袋を守る大役を務めます。桶をもったまま、転んでひっくり返るなんてことないように。責任重大です!(プレッシャーかかってます)
かまどごはんで、おにぎりを作ります。
ペコペコのおなかにおにぎりとひや汁がしみわたります。
おにぎりってこんなにおいしかった?何個でも食べてしまいます。
お昼ごはんが終わって、いよいよベンチ作りが始まります。
まずスタッフを紹介。今日は、三田市内の県立高校の生徒会役員のお二人もボランティアスタッフとして参加していただきます。木工女子高生、よろしくお願いします!
午後の木工講師「ナチュラルバックヤード」の足立伸也先生と、木材コーディネーターの中務さんより作り方を説明していただきました。ナチュラルバックヤードは、篠山市で子供向け木のおもちゃを制作販売しています。
本日、足立先生を「おやかた」と呼んでください!
なるほど、こうやって作るのね。
それではテラスに出て、使用する道具について注意事項の確認です。大人と一緒に使用する道具、子供がチャレンジできる道具、初めて見る道具がいっぱいです。
まず、半分に割れた丸太の磨きをおやかたが実演。電動カンナで削ると、削り粉がいい香り。
削った後を触ってみると、ザラザラだったのがつるつるに。手触りがいいなぁ。
次はみんなの出番。座面にする、半分に割った丸太を選びます。
脚をつける位置を決めます。どこにどの向きに穴を開ければいいのか、説明を聞いてサンプルを眺めながら決めます。
座面に取り付ける脚の穴上けをします。木が乾いたときに脚が抜けないように少し直径を細く設定して穴を開けます。四か所お願いします。木工女子がんばる。
木工女子がんばる。
木工女子がんばる。
次は脚の加工をします。先週森から持ち帰った曲がった細い樹木を材料にします。
うーむ、これでちゃんと椅子の脚になるのか、少し心配です。
脚の取り付け部分の加工をします。電気ドリルで削り出します。ぐっとおなかの部分を押し当てて削ります。
削り節がいい香りです。リンゴの皮みたいにつながってリボンになりました。
座面の穴に木工用ボンドを入れて、削った脚をゴムハンマーでたたきこみます。座面の穴の向きと脚の向きが合わないとハンマーでたたいてもしっくり収まりません。
どうしても、「自分でやりたい」お年ごろ...
脚が座面に取り付けられたら、脚の長さを揃えます。
出来上がったら、座面にオスモカラーで模様を付けます。
中務さんが準備してくれたステンシルと塗料で、木の葉や星、カブトムシなど模様を描いて仕上げます。
出来上がりました!この脚の太さと長さのプロポーションは秀逸。森から持ち帰っただけの材料で、こんなに面白いデザインができるなんて、すごい!
今日は一日お疲れ様でした。ケガなし、思い出いっぱい、楽しい夏休みでした。
快晴の日差しのもと、家族で木に触れて学ぶ楽しい一日になりました。
夏休み最後の日曜日
連続講座で実施した「森と木を知る」夏休み自由研究教室「木こりになってベンチを作ろう!」第二弾を、篠山チルドレンズミュージアムで開催しました。
先週、大山上で調達した原木を、薪割してかまどでごはんを炊いたり、ベンチの脚にしたりしました。その中で、こんなことを木に触れて感じてもらい、勉強しました。
・生木は水を含んでいて燃えにくい
・太い木に火をつけるのはたいへん
・乾くと木の重さは軽くなる
・太くてまっすぐな立木は座面に
・細くて曲がった木はベンチの脚に
・削ると木くずがいい香り
・かたい木は削りにくい
・節があると割れにくい
・木の皮は時間がたつとはがれる
・曲がった木まっすぐに削るは難しい
・電気仕掛けの道具はすごく早く穴が開く
・のこぎりは引くときにきれる
・かまどで炊いたごはんはすごくおいしい
・おなかがすくとおにぎり何個でも食べられる
※当イベントは、(一社)セブン-イレブン記念財団より助成を受けて開催いたしました。